いつの時代にも、
「最近の若者は…」
という言葉が人生の先輩から出てくる。
この発言の一因が、時代背景だと気づいた。
私が通過した時代は、昭和と平成。
テレビの内容は、過激なものもたくさんあった。
今より表現が自由で、色んな露出もあり、単純な描写でわかりやすかった。
それから、文明の進化も見てきている。
ブラウン管テレビ →液晶テレビ →デジタルテレビ。
デスクトップパソコンのスリム化 →ノートパソコン →タブレット。
電話連絡 →メール連絡。
袋小路の住宅街 →通り抜けできる住宅街。
集合駐車場 →駐車場付き戸建て住宅。
舗装されていない砂の道や砂利の駐車場 →すべてアスファルト化。
家と家の隙間の路地 →なくなった。
3世代家族での生活 →2世代家族のみの生活。
田んぼ →住宅地。
道路側溝の溝 →道路の側溝は埋められた。
和式ボットン便所 →洋式形ボットン便所 →洋式水洗トイレ。
ネジ式水栓 →レバー水栓 →自動水栓。
ミッション車 →オートマティック車 →電気自動車。
シティサイクル →子ども乗せ自転車 →電動自転車。
体操服のブルマ →ハーフパンツ。
ストーブ →電気暖房機。
うちわ →扇風機 →エアコン。
バイトの時給600円代~ →900円代。
野良犬・野良猫 →野良猫のみ。
黒いゴミ袋 →半透明ゴミ袋(大きさの制限45L)。
ゴミの分別化。
集合ゴミ置き場 →自宅前にゴミを置く。
粗大ゴミ無料 →粗大ゴミ有料化。
切符切り→自動改札機→IC改札機。
商店街や市場→スーパーマーケット。
布おむつ→石油製品の紙おむつ。
白熱灯→蛍光灯→LED電球
長く品物を大事に使用していた時代→使い捨て商品時代。
徐々に発展していく様子は見ることができていたように思う。
だから、色んな想像がまだしやすい。
危険予測や物理的な動き、仮想空想と現実の区別…など。
人生経験にもよるところはあるが、自分の子どもたちを見ていても
想像力は少しもの足りない気もする。
あらゆる危険を排除され、敷かれたレール通りに行動させられる環境(学校)におかれていることも影響しているのだろう。
幼稚園時代は想像力豊かであった子どもが、小学校へ行き始めると、家でも答えを求め始めた。
自ら考えなくなっているのだ。
このつづきは"2"で、後日に。