ここ数か月、モラハラ夫度が激減している。
今月なんかは、「モラハラ夫が消えた!?」
というぐらいに、”配慮のある穏やかな夫”なのである。
仕事の電話でも、今までに聞いたことがない相手を思いやる言葉が夫から出ていた。
なので最近はめっきり夫婦喧嘩をしなくなった。
言い合いではなく、”自然な雑談というコミュニケーション”に変わったのだ。
そして、交際当初や結婚当初のことを思い出すようになった。
夫とは元々こんな感じだったなあと。
夫の変化は昨年の秋ごろから始まっていた。
夫は、以前ほど怒ることが減り、あるがままを受け入れることも増え、
”僕に非があったかも”と思う言動も少しずつ増えていた。
モラハラモードでは、自分の非なんぞ絶対に認めない夫だったのに、
今では「あ、ごめん」と夫の口から自然と出てくるのだ。
おかげで私自身の恐怖心やそわそわ感や緊張感が、日常でかなり減り、
睡眠の質が上がったように感じる。
夫とは仕事でも家でも一心同体状態なので、以前は疲弊の毎日だった。
今は、モラハラ・パワハラ的な言動で仕事のことを言われなくなったので、
私も仕事を自ら率先して作業できることも増えた。
態度の改善で行動の改善が起こり、生活そのものが改善される。
しかし、まだ”半信半疑”である。
一時的にモラハラ夫が隠れているだけで、いずれまた出てくる可能性もありうる。
喜怒哀楽が誰にでもあるように、どの部分がその時に一番色濃く出ているかの違いなだけなので、今は今の夫の姿をそのまま素直に認識して、ありがたい日々を過ごしたいと思う。
人が生きているということは、水が流れていることと同じで、
常に同じ場所に突っ立っている訳ではなく、常に変化しながら生きているので、
昨日の自分と今日の自分と明日の自分はすべて違うのだ。
モラハラ夫がいる日もあって、平穏な日々もあって、色んな日があるということだ。
それらが、長い時間や短い時間となって現れる。
いかにしてそれらの時間を過ごすか。
耐え忍ぶ時間なのか幸せに満ち溢れた時間なのか。
永遠などないからこそ、命がある限り生き続けることができるのだと思う。
今は感謝を感じる毎日を送ることができている。
私の中の愚痴と憎悪に満ちた感情も、モラハラ夫と共に消えた。
山を越えたのだ。
今は平地を楽しく歩いている。
ただただ歩く。
また山がきたらその時考えよう。
今あることを感謝し大切に前へ歩いていこう。