大人の歯科矯正に興味が出て
40歳
突如、歯科矯正をしようと思い立った。
矯正するために歯周病を改善し、歯石除去のために歯科へ通うこと一ヵ月。
5年ほど溜め込んだ歯石は歯科衛生士の元、着々と除去されていった。
一番奥の歯の歯周病も改善しつつあった。
そして、いよいよ歯科矯正の無料カウンセリング。
無料カウンセリングでは当たり障りのない一般世間でまかり通っている話のみ。
具体的な話は検査・診断をせねば言えないらいしい。
5万5千円
この費用をかけて具体的な話を聞こうと決断し、検査・診断予約もした。
だがしかし、予約の日まで色々と自分なりに情報収集したら、
なんとも色んなご意見が…!!
大人の歯科矯正の一般的な話は、だいたい上下2本ずつ歯を抜いてワイヤー装着のよう。
しかし、まだ生きている歯を4本も抜くなんて…身体に打撃がすごそう。
実際、担当の歯科医師は、、
「下の前歯だけしたらどうですか」とか、
「これまで40年間この歯並びできてるので…」という発言や、
「歯を大切にされていますね」やら、
「矯正して嚙み合わせが悪くなることもあります」とも言い放ち、
私に対してあまり矯正を進めていないような雰囲気が医師から漂っているのを感じていたのだ。
そんなこんなで、歯科矯正の情報をもっと仕入れて、もっと時間をかけて結論を出すのが良さそうだと思ったので、検査・診断の予約はキャンセルした。
大人の歯科矯正は、美容面での矯正という認識が大多数のよう。
でも私は嚙み合わせの改善と、凸凹して並んでいる歯のメンテナンスのしやすさを求めて矯正を思い立ったのが始まり。
年を重ねるごとに嚙み合わせに変化があるのもよくある話らしい。
ならば、歯を直接どないかしようとするのではなく、顔の表情筋を鍛えたり、舌を鍛えたり、姿勢を整えたり、身体からのアプローチで噛み合わせも改善できるかもと思ってきたのだ。
結局のところ、「他人に委ねることはあかん」と改めて気づいた。
自分改善ってやっぱり自分にしかできない。
せっかく備わっている身体の一部をそう簡単に手放してはいけない。
自然にそこにあったのに、わざわざ取り除いちゃうなんて、安易な考えは捨てよう。
自分の身体の一部、嫌いな部分も好きな部分も、もっと見つめて、
どうしても不要にならない限りは、共存していくことを選ぶのが得策だ。
”後悔、先に立たず”
身体をいじる決断は、とてつもなく慎重に。