家庭内において、夫婦の会話は特にないと感じている私。
だが夫は夫婦の会話はあると思っている。
感覚のずれなのか、価値観のずれなのか…
私の思う夫婦の会話とは、他愛もない話ができているかである。
夫とは、二人目が生まれるころからそのような話はできていないと思う。
かれこれ8年以上にもなるのか。
なぜそうなったのかというと、私が雑談を夫へするのを辞めたのだ。
聞いていなさそうだし、聞きたくなさそうだし、独り言に感じたから。
辞めたといっても徐々に少なくしていったと思う、無意識に。
夫の仕事が忙しくなって、夫自身いっぱいいっぱいだったのも手伝って、
家でも夫はスマホの相手に忙しくしていた。
食事は喋らず静かに食べたいようなので、食事中の夫とは会話はしない。
一緒に食事を開始した夫は真っ先に食べ終わり、
その後すぐにテーブルを離れて独りスマホに没頭する。
スマホを見ていなければテレビかパソコンか、寝ているか…
とにかく家に家族がいたとしても、夫はほぼ独りで過ごしている。
子供達が騒げば、「うるさい!!!」と一喝。
誰が話しかけるよ、そんな夫に。
実際に今、夫婦で会話するといったら業務連絡に限る。
手伝っている夫の仕事に関係する話か、子供の身の回りの出来事か。
この業務連絡にすぎないと私が思う話を、夫は夫婦の会話と思っているようだ。
私がどんな時にどう物事を捉え感じ思考するのか、夫は知らない。
だけど、夫の中では出逢った頃の過去の会話から私を判断しているようだ。
出逢ってから17年経つ。
その間に私の身の回りには大きなことが起き、私という人間の思考や視点をガラリと変える出来事も複数あった。
当然、私は17年前の私とは違う。
見た目も中身も、だいぶ進化した。
そんな進化した私の考えを夫は知る由もない。
だって、もう他愛のない話を夫にはしていないのだもの。
「夫には絶対雑談なんぞせん!」
そんな風に覚悟を決めた出来事があったのだ。
4年前、夫が事業主になってからというもの、言い合いが絶えなかった。
私の仕事ぶりに夫は不満だらけで、夫自身、経営にも不安があったためだ。
私も家事育児仕事で、パンクしていた。
そんな頃に、私が私情の話を夫にしたら、
「僕にその話関係ある?僕に関係ない話はせんといて」
と突っぱねられたのだ。
「えっ!?」
となるよね、一緒に住んでる家族なのに、雑談断られた…
その頃の夫は家庭より仕事を優先していたのだよね。
本人はそんなことに気づきもしないけど。
その夫の言葉をきっかけに、業務連絡以外の話はご法度だと考えるようになった私。
そしてそんな生活が今も続いている。
”離婚”という文字が妻の頭をよぎる要因の一つがこれかもね。
複数の友人たちも同じように感じているので、男女差によるだけなのかもしれないけど。
今の夫の優先順位は、仕事と家庭と五分五分なので、良しとする。
家庭内での夫の態度は相変わらずなのだけど。
夫婦の会話の有無についての結論は、
”妻は無い”と思っていても、”夫は有る”と思っているということだ。
そこは感覚のずれなので、今のところ、そっとしておこう。
今日の会話も業務連絡のみ!笑!