脳における性差。
こればっかりは理解不能。
理屈ではわかるのだけれど、
認めがたい事実。
夫へ腹の立つことと言えば、
言い方や、言葉の選び方。
そしてタイミング。
男性脳によるものらしいが、
苦痛でしかたがない。
逆に夫から私をみれば、
同じように思っているのだろう。
私が夫に感じていることをそっくりそのまま夫から指摘されるから。
最後の一言が多いだの、そんなこと言わなくていいだの、
いちいちウルサイだの、
夫婦は鏡だ。
私はお互い様だと思っているが、夫はいつでも私が悪いと思っている。
これも男性脳?なのか。
夫とは他愛もない会話をすることがほぼないのだが、
これは男性脳は寡黙だからのようだ。
子供にすぐウルサイというのもそう。
寡黙でないと集中ができないらしい。
男女の脳の違いを書いた本を読むと、
夫の言動は男性という性によるものだと理解できる。
しかし、現実はそうもいかない。
私の修業がまだ足りぬ…。
そして夫も、女性脳の特徴を理解できない。
またしてもお互い様。
でもいつも一方通行な私たち。
理解できなくてもそういうメカニズムの脳であることは認めてほしい。
ならば私も極められた夫の男性脳を認める努力を。
いちいち反応しない、受け流す修行。
相手へ良かれと思ったその一言が、余計な一言。
そしてその一言は、実は自分自身への一言なのだろう。
目の前の人、その人は自分自身を映し出す。
ならばもう少し自分自身を可愛がってもいいのかも。
目の前の人、目の前にいる夫、私自身なのかもしれない。
見た目、考え方、声、発言の仕方、すべて私とは異なるのだが、
夫婦を14年しているのだから、やっぱりお互い様だろう。
お互いに影響しあってできた夫婦。
お互いに理解し難い性差。
性差があることは理解して
なんとか前に進もうか。
女性脳と男性脳。
ぶつかり合ってなんぼと思っておこう。